合同会社一級建築士事務所アトリエSUS4

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団地の再生

 京町家の耐震診断を行うことが増えてきています。その多くは高度成長期に増改築がなされており、耐震的にマイナスになっていることが見受けられます。都市部には爆発的に住宅を増えた時期のものを中心に耐震性能に不安を抱える木造の家が残されています。
 社会問題となっている空き家もこの時期のものが主です。高度成長期の住宅であっても耐震性能で安心できる建物が鉄筋コンクリートで作られた4~5階建の団地です。冬至の日にも4時間の日照が確保されているこの集合住宅は日本全国に相当数残されています。エレベーターが無い、画一的に大量に並んでいることが敬遠されているのか、こちらも空き家が増えてきています。  

 住宅性能としては優秀なため、リノベーションにより有効利用をしていかないと簡単には壊せない建物であるため社会的に負の遺産となっていきます。京都府建築士会青年部会で関西大学・URに協力する形で男山団地の再生事業に関わってきました。その時のメンバーを中心に今年度から、「団地再生研究会」として建築士会内に研究会を立ち上げました。今後の活動についてはこのページでも紹介していくつもりです。  

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